「整骨院を一人で始める」という働き方──理想を形にし、成功へつなげるための実践ポイント

山本 圭吾の写真 山本 圭吾
作成日:
更新日:
「整骨院を一人で始める」という働き方──理想を形にし、成功へつなげるための実践ポイント

目次

1.「整骨院を一人で始める」という働き方

柔道整復師として経験を積み、「いつかは自分の院を持ちたい」と思う人は少なくありません。
近年は小規模での開業が増え、スタッフを雇わず一人で運営する“個人整骨院”というスタイルも定着してきました。

初期投資を抑えながら、自分の理想を形にできる自由な働き方。
その一方で、判断も責任もすべて自分で担う必要があります。

本コラムでは、一人で開業する際に知っておきたいメリットや注意点、そして安定した経営を続けるためのポイントを整理します。

2.一人整骨院のいま

スマートフォンやデスクワークの普及により、肩こり・腰痛などの慢性的な悩みを抱える人は増え続けています。
健康意識の高まりもあり、定期的に体のメンテナンスを求める人も少なくありません。

その一方で、整骨院や整体院の数も全国的に増え、地域によっては“選ばれる側”の競争が激しくなっています。

こうした中で長く続けていくためには、技術力だけでなく、経営を仕組み化する視点が欠かせません。

3. 一人で開業する3つのメリット

1. 初期投資を抑えられる

一人で運営するため、広い物件や多くの設備を準備する必要はありません。
内装費や家賃、光熱費といった固定費を抑えられるのは大きな強みです。

少ないリスクで始められることが、一人開業の大きな魅力と言えます。

2. スタッフ管理の手間がない

シフトの調整や給与計算、教育などの人事管理に追われる心配がありません。
その分、施術やお客様対応、経営の改善などにしっかり時間を使うことができます。
自分の行動がそのまま結果につながる感覚を得やすいのも、一人開業ならではです。

3. 働き方を自分でデザインできる

勤務時間やお休みを自由に決められるのは、一人で運営するからこその特権です。

「午前中は施術、午後は往診」「家族の時間を優先して定休日を設定」など、
生活リズムに合わせた働き方ができるのは、長く続ける上で大きな支えになります。

4.一人開業の3つの注意点(デメリット)

1. すべての業務を一人でこなす必要がある

施術だけでなく、受付や会計、経理、集客、清掃まで全部自分の担当です。
「時間が足りない」「施術以外の作業で疲れてしまう」という声もよく聞きます。

効率化の工夫やデジタルツールの導入を視野に入れなければ、長時間労働になりやすい点には注意が必要です。

2. 体調を崩すと休業につながる

代わりがいないため、体調を崩すとそのまま収入に影響します。
健康管理と働き方のバランスを意識しながら、無理のないペースを保つことが大切です。

レンタルスペースや物販など、施術以外の収益源を確保しておくことも検討しましょう。

3. 経営判断をすべて自分で行う

価格設定や広告、契約など、あらゆる判断を自分一人で行います。
孤独を感じることもあるため、同業者の勉強会やコミュニティへの参加で外の意見を取り入れると良いでしょう。

一人でも柔軟に学び続ける姿勢が、長く経営を続けるための大きな支えになります。

5.売上を安定させる3つのポイント

1. 来院目的を明確に伝える

「どんな悩みを解決できる院なのか」を患者様が一目でわかるようにしましょう。

「肩こり専門」「産後ケア特化」「スポーツ障害に強い」など、
得意分野を明確に打ち出すことで選ばれやすくなります。

2. 予約・顧客管理を仕組み化する

予約の混乱や記録漏れは、一人運営の大きなリスクです。
紙や口頭での管理では限界があるため、予約システムを導入して自動化するのがおすすめです。

効率化によって安定した運営が実現し、施術に集中できる時間が増えます。

3. リピートにつながる関係づくり

単発の来院では売上が安定しません。
「定期的なケアの大切さ」をしっかり伝え、来院を習慣化してもらうことがポイントです。

次回予約の提案やフォローを欠かさず行い、信頼関係を深めることでリピート率が自然と上がります。

さいごに 自分の理想を形にする覚悟を

一人で整骨院を開業するということは、「自分の手で理想を実現する」という覚悟の選択です。
大変なことも多いですが、その分やりがいも大きい。

患者様の笑顔を間近で見られ、成果が自分の努力で生まれる喜びは、何ものにも代えられません。
成功の鍵は、現実を理解し、仕組みを整え、無理なく続けること。

「開業すること」ではなく「続けること」に焦点を当てた計画を立てましょう。

7.一人整骨院の経営を支えるパートナー「OneMoreHand」「Kartte」

一人で院を運営していると、施術以外の業務に時間を取られることが少なくありません。
予約対応や顧客管理、カルテ記録、会計処理、SNS対応など。

もっと患者様と向き合う時間を増やしたい、そう感じたときに頼れるのが「OneMoreHand」と「Kartte(カルッテ)」です。

1.予約システム「OneMoreHand」

整骨院・鍼灸院・サロン向けに設計されたオンライン予約システム。
電話やLINE、ポータルサイトなど複数の予約経路をまとめて管理でき、受付や確認の手間を減らします。

自動リマインドや顧客情報の共有機能により、施術に集中できる時間をしっかり確保できます。

2.電子カルテ「Kartte(カルッテ)」

施術履歴や問診内容をデジタル化し、紙カルテよりも早く正確に管理。
来院前の問診票送信機能を使えば、初診時の説明時間を短縮しつつ、患者さんの理解を深めた施術が可能になります。

両者を連携させることで、「予約 → 来院 → 施術 → 会計 → 再来」の流れが自然に作れます。
一人で全てをこなす院でも、無理なく・ミスなく・スムーズに運営できる仕組みが整います。

さらに、LINE公式アカウントとの連携機能をはじめ、リマインド配信や顧客フォローなど、現場の声から生まれた便利な機能も多数搭載。
少ない手間で、安定した集客とリピート促進を実現できます。

日々のタスクを整理し、システムをうまく活用することで、「頑張る時間」を減らし、「成果が出る時間」を増やすことが可能です。

それが、一人整骨院が安定して経営を続けていくための新しいスタンダードです。
📌 詳しくはこちら
👉 https://pr.onemorehand.jp
👉 https://kartte.jp/

山本 圭吾の写真
著者:山本 圭吾

株式会社クロスリンク 取締役。

新卒で株式会社USENに入社し営業職に従事。その後、株式会社リクルートに入社しHotPepperの営業に従事。通期表彰などを受賞。

2010年、株式会社クロスリンクに入社。営業、企画、人事と多岐に渡る業務を経験。2016年、同社の取締役に就任。現在に至る。

最新の記事

「整骨院を一人で始める」という働き方──理想を形にし、成功へつなげるための実践ポイント

「整骨院を一人で始める」という働き方──理想を形にし、成功へつなげるための実践ポイント

作成日:
更新日:
LINEで業務連絡していませんか?スタッフが気持ちよく働ける連絡ツールの選び方

LINEで業務連絡していませんか?スタッフが気持ちよく働ける連絡ツールの選び方

作成日:
更新日:
タスク整理で業務効率化 ― 整骨院の未来を見据えた業績アップの秘訣 ―

タスク整理で業務効率化 ― 整骨院の未来を見据えた業績アップの秘訣 ―

作成日:
更新日:
“クレーム対応”から“スタッフ保護”へ。 整骨院・鍼灸院が今すぐ取り組むべきカスハラ対策

“クレーム対応”から“スタッフ保護”へ。 整骨院・鍼灸院が今すぐ取り組むべきカスハラ対策

作成日:
更新日:

予約システム導入をご検討中ですか?
「ワンモアハンド」なら、
全プラン初期費用無料

企業名/店舗名
お名前
メールアドレス
電話番号
予約システム導入状況

個人情報は、プライバシーポリシーに基づき
厳重に管理いたします。

料金・機能についてなど
お気軽にお問い合わせください

0120 - 489 - 712

受付時間:9:30〜18:00 (土日祝・年末年始を除く)