LINEで業務連絡していませんか?スタッフが気持ちよく働ける連絡ツールの選び方

石井 武の写真 石井 武
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LINEで業務連絡していませんか?スタッフが気持ちよく働ける連絡ツールの選び方

つい便利で使い続けてしまうLINEでの業務連絡。
でも、プライベートとの混在や既読プレッシャーが、知らないうちにストレスになっていることも。

Slack・Chatwork・Microsoft Teamsなどの専用ツールに変えることで、業務が整理され、職場の空気も自然に整います。
スタッフが気持ちよく働ける連絡環境の整え方をご紹介します。

目次

■ 「とりあえずLINE」で始めた業務連絡、そのままで大丈夫?

整骨院やサロンのような店舗では、スタッフとの連絡にLINEグループを使うケースがとても多いですよね。「みんな使ってるし」「無料で簡単だから」と始めたはずが、気づけば小さなストレスや情報の混乱が積み重なっていませんか?

たとえば──

📱 プライベートと仕事が混ざる

  • 休日でもLINE通知が鳴り、つい開いてしまう。
  • 気持ちが休まらず、スタッフも「いつ返信すればいいのか分からない」と感じる。
  • 既読のプレッシャーがある
  • 既読をつけた瞬間に「見たのに返さないの?」という空気が生まれ、
  • コミュニケーションが“監視”のように感じられてしまう。

📂 重要な連絡が流れてしまう

  • スタンプのやり取りで埋もれてしまい、大切なメッセージに気づき漏れが発生してしまう。

👥 退職・異動対応が曖昧

  • スタッフが辞めてもグループに残り、過去の情報がそのまま見える状態になっていることも。

🧾 共有ファイルが整理できない

  • 問診票、院内POP、写真などがアルバムに散乱し、 後から探すのに時間がかかる。

🔔 通知が多すぎて集中できない

  • 雑談やスタンプの通知が増え、本当に必要な連絡が埋もれてしまう。

LINEは便利ですが、
もともと“友人同士のコミュニケーション”のために作られたサービスです。
そのため、情報整理や管理・心理的な切り替えが必要な「職場の連絡」には少し不向きな面もあります。

■ 「業務専用チャット」を使う目的は、“整えること”

Slack、Chatwork、Microsoft Teamsといった業務チャットツールは、仕事の流れを整理し、関係性を健全に保つための仕組みが備わっています。

目的は「最新ツールを使うこと」ではなく、業務とプライベートをきちんと分けて、働きやすい環境を整えることです。

導入すると、次のような変化が見えてきます。

🗂️ 話題ごとに整理できる

  • チャネル(部屋)を分けることで、報告・シフト・雑談を分離。必要な情報がすぐ見つかります。

👥 アクセス権を設定できる

  • 新人、パート、社員など立場に応じて閲覧範囲をコントロール。退職時もアカウント削除で安全に管理。

📅 記録が残る・探せる

  • 会話履歴を検索できるため、報告漏れや確認ミスが減少。

⚙️ ツール連携で業務がスムーズに

  • 予約システムや勤怠管理、Googleドライブなどとつなげることで、報告や共有が自動化できます。

■ 代表的な3ツールの比較

ツール名 特徴 無料プランの制限 有料プラン(税込) 有料版の主な機能
Slack シンプルで直感的。多くの企業が利用しています。 メッセージ閲覧:90日迄 ¥925月/人〜 無制限検索・外部連携・権限管理が可能
Chatwork 日本の会社のサービスなので使いやすく、タスク機能が内蔵。 メッセージ閲覧:直近40日以内 ¥700月/人〜 タスク管理・ファイル保存・管理者機能
Microsoft Teams 会議・資料共有・予定管理が一体化。 ビデオ会議に制限あり ¥599月/人〜 会議録画・共同編集・企業管理機能

■ 導入をうまく進めるための5ステップ

  1. 目的を明確にする
    「報告連絡用」「勤怠確認用」など、用途を決めておく。
  2. チャネル(部屋)を整理する
    店舗別・役職別・プロジェクト別に分けて、混乱を防ぐ。
  3. 通知ルールを決める
    夜間通知をオフにするなど、“働く時間の線引き”を明確に。
  4. 使い方を簡単に共有する
    「既読スルーOK」「スタンプだけでもOK」など、心理的な圧を下げる。
  5. 段階的に導入する
    いきなり全員ではなく、一部グループから始めて慣らす。

■ ツールは「魔法の解決策」ではなく、土台づくりのパートナー

LINEは便利で手軽ですが、「誰でも使える」がゆえに、業務管理には曖昧さが残ります。

もちろん、ツールを入れ替えただけですべてのコミュニケーション課題が解決するわけではありませんが
一方で、専用ツールは情報を整理し、業務の透明性と安心感を高めるための“環境”を提供してくれます。
適切に運用すれば、日々のコミュニケーションの質やチームの空気は驚くほど変わります。

ツールを見直すというのは、“働き方”そのものをアップデートすること。
そしてそれは、スタッフが気持ちよく働ける仕組みを整える、最初の一歩でもあるのです。

■さいごに

弊社は、整骨院・鍼灸院・サロン向けに以下のシステムを提供しています。

予約システム OneMoreHand
👉https://pr.onemorehand.jp

電子カルテ Kartte
👉https://kartte.jp/

また、社内のコミュニケーションツールにSlackを活用しています。
もし、業務専用チャットの話を聞いてみたいなどもありましたら、お気軽にお問い合わせください。

石井 武の写真
著者:石井 武

株式会社クロスリンク 取締役 CTO。

埼玉県出身。二児の父。

WebメディアやBtoBシステム、ECサイトなど、Web業界で15年以上にわたり、プロダクト開発、マネジメントに従事。

2023年に株式会社クロスリンクに開発責任者として入社し、プロダクト開発をリード。

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